マイベアノミクス

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ブロックチェーンゲームでお金を稼ぐ未来はくるのだろうか?

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ブロックチェーンゲーム

クリプトキティなどのクリプトゲームが流行っている。
イーサリアムのERC20で発行されたトークンをゲームに組み込むことで、カードが文字通りあなただけのものになる。
発行するカードの上限はロックされ、枚数の少ないカードはその分プレミアムがついて高値で取引されている。
オークションでは、なんと1000万円を超える記録的な価格をつけるカードも存在している。
これは、そのカードを保有したいと思うユーザーだけでなく、カードを転売して儲けようとする投機的な需要まで巻き込んでいる表れとなっているのではないだろうか。
バブルと言う表現が非常にしっくりくる状況になっていると冷静になると感じるところだ。
しかし、これはただの投機だと冷ややかな目で見て終わるものだろうか。
ブロックチェーンも、ビットコインも、仮想通貨は投機需要だけで何も生み出せない、法定通貨を覆すほどの信用も裏付けも何もない、そのため、失敗に終わるだろうという批判はよくされているところだ。
だけど、もしもこのブームが一過性のものではなくて、永続的に続く社会変化だったらどうだろうか?
例えば、任天堂は花札からはじまった会社だが、実はいろんな事業を手がけていたことが、1事業であったテレビゲームという市場の先駆者となりえた所以である。
たぶん、テレビゲームなんて最初は誰も本気でこれだけ大きな市場に成長するとは思っていなかったと思う。
ひょっとしたら任天堂自身も半ば疑心暗鬼で手がけた事業かもしれない。
だけども、失敗を許容しながら、新しいことにチャレンジできた社風だったからだこそ、後の大きな成果を牛耳ることができたのだ。

この任天堂の事例を参考にすると今のブロックチェーンゲーム市場を、一過性の流行として捉えるか、永続的に成長し得る事業となるか運命の分かれ道になるかもしれない。
もっとも、ブロックチェーンゲームがただの流行で終わってしまうかもしれない。
だけど、懐疑的な段階で、この分野に少しでも張っておくことができるかどうかの判断が重要なのだ。

また、ブロックチェーンゲームには今までなし得ることができなかった大きな社会変化を持ち込もうとしている。
それは、ゲームで稼ぐことができる手段を提供できることだ。
先程の例のように、ブロックチェーンゲームで獲得したプレミアムカードは時にびっくりするような価格をつけることがある。
1000万円を超えるプレミアム価格がつくカードを手に入れることは、その価格にふさわしい難易度があるのだが、ゲームに熱中して遊んでいる中で、宝くじに大当たりしたというような感覚で、手に入れるお金はどんなものだろうか。
ブロックチェーンゲームは、お金を稼ぐことが仕事だけとは限らない良い例だ。
これから、新しい仕事は、エンタメ分野から生まれてくると思う。
AIに仕事が奪われるという危機感がありながらも、確実に余暇時間を埋めるための新しい仕事が生まれることは、これまでもそうであったように変わらないと思う。

その流れが、ゲームでも起こるのではないか。むしろ、エンタメ分野の王道であるゲームこそが、その先鋭的な事例に鳴るかもしれない。
また、ユーチューブでも、一番見られている動画、稼いでいるユーチューバーはゲーム動画の投稿者だ。
彼らは、ゲームに熱中して、本心からゲームを楽しみ、そのワクワクや面白さを、視聴者と共有しながら、感情のシェアを巻き起こせることが強みだ。
なんと、ゲームの実況中継で、何十億というお金を年間稼ぎ出しているプレイヤーもいるくらいだ。
これは、ほんとに真面目に仕事をしているという意味はなんなのかと考えるようになる。
それも、インターネットが発達して、時間と場所に縛られることがなく、瞬時に繋がることが出来るようになった時代だ。
そのようなインターネット時代は、楽しい、ワクワクするといった感情をシェアできる最高のツールを使いこなして、自分の本当に楽しいと思えるもの、価値の感じるものを発信することが出来る。そのようなハマることによって、自然とバズを生み出していく様子は、最初からお金儲けを目的としていないので、広告っぽくなく視聴者を巻き込み、感情の渦を作り出すことが出来る。
そんなように、稼ぐとは、仕事よりも遊びから生まれる可能性が年々高くなってくるのではないだろうか。

だからこそ、ブロックチェーンゲームもある意味で、時代の波に乗った一つの仕事という認識になってくるのではないかと思う。
お金を生み出す時点で、遊びから仕事だと胸を張って言えるようになるし、ゲームが好きな人は、いくらでも遠慮なくゲームの世界にハマっていける。
それは、今の感覚では、不思議な感覚だけど、ゲームでお金を稼ぐことが出来るようになれば、ごくごく当たり前に受け入れられる日も近いのかもしれない。

例えば、ブロガーやアフィリエイターが最初は趣味で始めていたことが、仕事になったりといったように、最初になんとなく好奇心で始めた者が、少ない先駆者の中で、とても有利な立ち位置になる。
そんなように、ブロックチェーンゲームも、ゲームが好きで、ハマるほど好きな人は、何も考えずにただ単に面白いという理由だけで始めている。
そんな純粋な熱狂が、周りを巻き込み、一大ムーブメントとなっていくのではないか。
もし、そんな未来が来たとしたら、ゲーム好きにとっては最高の環境になるのではなかろうか。
また、ブロックチェーンのプレイヤーだけでなく、もちろんブロックチェーンゲーム開発者や、ゲームプログラマー、デザイナーと言った幅広い仕事を生み出せることができれば、一層素晴らしいなと思う。

そして、ゲームだけでなく、音楽の著作権をアーティストが直接保有して著作権を徴収できる仕組みや、絵画などの販売をブロックチェーンを通して権利の直接販売なども可能になれば、益々クリエイターの地位は高くなり、魅力的な職業になっていくだろうと思う。