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株式と仮想通貨 投資と投機を組み合わせて上手に資産運用する方法

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投資と投機は何が違うのか

投資という観点から、仮想通貨は株式投資と比べて、投機的と言われることがあります。

投機とは、チャンスとなる機会を見定めて賭けることであり、博打の要素が大きいものです。

一方、投資とは、資本を投じて、成長できる事業を見定めて、長期的に資本を増殖させて行くものです。

 

この考え方で行くと、仮想通貨は、投機的であると言えます。

しかし、本来、投資とは、リスクコントロールできるものであり、個人個人に合った投資のスタンスを確立させることの方が重要だと思います。

逆に、自分で組み立てることが面白さだとも感じます。

 

例えば、リスクはコントロール出来るものという考え方は、投資の分散によって可能だと思います。

リスクの高い金融商品と、リスクの低い金融商品とを組み合わせること、その割合を分散してコントロールすることが、リスク管理です。

一般的に、リターンの大きいものはリスクが高いということになります。

株式が安定型とは限らない

安定した投資と思われる株式投資ですが、銘柄選び、マーケットによりそのリスクは様々です。

大証やシカゴで上場されている日経平均先物取引は、日経平均という指標を元に、レバレッジを掛けて取引する市場なので、半丁博打に近いところがあります。日経平均は一日10%越えの変動は滅多にありません。そこに、実資本の10倍、20倍と言った資本のポジションを取ることで、リターンが100%、200%となるハイリスクハイリターンの投機です。

これは、日経平均が10%上昇すれば良いのですが、逆に10%下落することもあり、その場合は、資産がゼロ、若しくは、マイナスとなってしまう恐れのある非常にリスクの高い金融商品だと言えます。

FXのレバレッジ取引もまた、投機的なものと言えるでしょう。この分野には、ギャンブル感覚で参加する人や、その道のプロが参加していますので、素人が早々にリターンを得ることは難しく、文字どうりギャンブルのようなものだと思います。

銘柄選びでリスク管理

一方、仮想通貨の銘柄でも、時価総額が常に上位の銘柄や、代表的な存在のビットコインやイーサリアムに関しては、仮想通貨の中でも、比較的安心な銘柄だと思います。

しかし、株式市場と違って、仮想通貨のボラリティリティは1日で10%越えの値動き幅は普通です。これは、考え方によっては、常にレバレッジがかかっているくらいの感覚です。

また、アルトコインや、最近では、草コインと呼ばれる低位銘柄にも注目が集まっています。

一般的に、アルトコインは、ビットコインと比べて、更にハイリスクハイリターンで、10倍、20倍という大きなリターンが望めます。しかし、中には、詐欺案件があったり、相場操縦や、プロジェクトの失敗というリスクもあります。

ICOで有望なプロジェクトに投資して一括千金という夢もあったのですが、最近では、そのパフォーマンスも低下しており、人気を悪用して詐欺的な資金調達も増えてきている中では、注意が必要です。

仮想通貨の中にも、リスクとリターンの関係がはっきりとしていて、より大きなリターンを狙おうとすると、大きなリスクを自らとっていかなければなりません。

自分に合う投資スタイル

そこで、重要だと思うのは、リスク管理を行うことで、自分に合った投資手法を確立させることです。

少額の資金で大きく当てたいギャンブルとして割り切っているのであれば、草コインという選択肢もありだと思います。その場合は、ゼロになるリスクも十分承知して行うべきですが。

また、ビットコインFXでレバレッジを掛ける方法もあります。これは、ただでさえボラリティリティが高いビットコインに10倍レバレッジを掛けているので、一瞬にして資金が倍になることも、ゼロになることもあります。また、自己資金が一定の割合を切ってしまうと損切りが発生してしまうので、強制ロスカットに資金を溶かしてしまう恐れがあります。

この辺りの投資は投機、ギャンブルなのであまり深入りせず、余裕資金で遊ぶくらいの気持ちが良いのではと思います。

 

また、ビットコイン、イーサリアムは仮想通貨の中でも安定した銘柄なので、長期保有向きだと思います。また、自分の好きなアルトコインを持つのも良いでしょう。

大きくリターンを得たい場合は、アルトコインの配分を増やせば良いのです。

株式と仮想通貨のバランスを考えよう

そして、株式投資と仮想通貨を組み合わせることで、リスクとリターンの割合をコントロールして行くことが出来ると思います。

株式投資だけをやっている人は、その資金の例えば10%程度を、仮想通貨市場に投入してみることで、失敗した時のリスクを抑えながら、きっちり仮想通貨でのリターンも狙っていける投資になります。

また、投資できる資本をあまり持たない人は、仮想通貨一本で、ハイリスクハイリターンを狙って資産形成をするのもアリだと思います。

腕に自信のある人は、レバレッジで勝負してみるのもありかもしれません。この場合はかなりのハイリスクを背負っている事は十分考慮するべきですが。

リスクをコントロールしながら息の長い投資

そのようにして、株式や仮想通貨、その中でも銘柄選び、保有割合、他の金融商品との組み合わせなど、自分の投資手法を確立させて、息の長い投資活動を続けていけることが何よりだと思います。

繰り返しますが、リスクは取らないとリターンを得る事は出来ません。そのリスクの取り方は個人個人違います。

どの金融商品をどう組み合わせるかで、リスクを無くすのではなく、コントロールできるという事を念頭に置いて、多くの方が、上手に資産形成を実現できればと思います。