マイベアノミクス

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2018年5月 仮想通貨定点観測トレンド予想 規制の影響?バブル崩壊?上昇トレンド転換?

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バブルを振り返って

昨年の「バブル」は個人投資家の参入で形成されたと思っています。

ブロガーの煽りや、CMバンバンと打ちまくっていた取引所の顧客獲得競争で、ネットリテラシーの高い人たちが投資し始めたのかなと。

小口の資金の流入が多くとも、同時期に一気に資金流入すると買いが優勢の相場環境で板が薄く上がるしかありません。

 

さて、次はどんなトレンドが予想されるのか?

もう仮想通貨は終わってしまうのか?

いやいや、まだまだこれから大口の資金が流入してくるのか?

 

私の答えとしては、「まだ本当のバブルは始まってすらいない」です。昨年度の急激な上げ相場で感覚がマヒしていますが、そんな早くに結果を求めてはいけないと思います。

数ヶ月で数倍のリターンを得ようとすることが異常なだけです。

リターンを得るには、プロダクトがきちんとリリースされて、実際に使われなくてはいけません。それまで評価のしようがありません。

今は、どの仮想通貨が流行するのか?を投票によって人気を競っている段階に過ぎません。

より魅力的なプランや、革新的なアイデアを披露したものが評価されるといった状況には、文字通りバブルと表現しざる負えないでしょう。

今まで、見向きもされなかった小さな市場に、世界中のお金が一気に流れてきたことによる一時的な反動だったのかと思います。

長い目で見れば、昨年の実績も単なる長いローソク足の一本に過ぎないくらいのものになるでしょう。

バブルに備えて

これからは、プロダクトが、市場にリリースされ、実務レベルでの過酷な評価が待っています。

理想を語ることよりも、より泥臭い実務の部分がしっかりしたプロジェクトが評価される段階へと移っていくでしょう。

そして、評価の厳しい、大口機関投資家のお眼鏡にかなった銘柄は、本当の上げ相場を経験することになります。

 

今は、使われることのないプロダクトや、プランに多くのお金が集まっていますが、その多くは、結果的に合法的な詐欺になってしまうだろうと予測します。

合法的な詐欺と表現した理由は、仮想通貨には、資金決済法や、有価証券の出資に当たる法律の適用範囲外となっているので、処罰の対象となる法律がありません。

また、プロジェクトが「結果的に失敗した」という表現であれば、元々詐欺のつもりだったとしても、詐欺として立証することは難しいでしょう。

 

上場基準がほぼないと言っても過言ではない仮想通貨は、スキャムと言われる中身のないプロダクトに価値がついてしまう現状です。

厳しい上場基準が要求される株式市場でさえ、将来的に事業の存続率は数%しかありません。

そんな中、仮想通貨の銘柄は、9割が将来消えるかも知れないと言われている意味も現実味を帯びてきます。

法整備が整った後の仮想通貨

しかし、現在議論されているイーサリアムや、リップルが証券に該当するのか?という米証券取引委員会の規制の方向性に注目が集まっています。

市場規模が無視できないレベルまで成長してしまったことで、仮想通貨業界だけでの、ルールでは通用しなくなってきました。今まで、黙認されてきた規制のあり方が見直されようとしています。

 

これからの大きな流れは、規制当局が動くことです。証券に該当したとすれば、全ての仮想通貨や取引所が、基準を満たすことが出来るはずはなく、ごく一部の仮想通貨しか取り扱われないようになります。

既に大きな企業がバックについているケースは問題ありませんが、プロジェクト単位で動いている小規模なものは内部会計もいい加減で、とても上場の基準を満たすことができるとは思えません。

米国の動きに日本も合わせていくものと予想されるので、ユーザーの多い国の影響は、市場自体に大きなインパクトを与えます。

全てが生き残る訳ではない

しかし、その後の動きに注目していくと、大口投資家が参入してくる準備が満たされたことになります。

彼らは、多くの投資家を抱える代表のような存在でもあり、トップレベルの安全管理が要求されます。すなわち、ノリで投資することはまずあり得ず、十分なリサーチと安全なプロジェクトかどうかを監査します。

そうなると、基準を満たすことができる、一部のプロジェクトに大口の資金が一気に流入します。

これが、おそらく、次の本格的なバブルの流れになってくると思います。

今までは、小口のファンドや、個人投資家がメインであったのに対して、それに比べられない規模の資金が徐々に流れてくるだろうと思います。

そう考えると、まだまだ、大口が様子見をしながら、段階的に資金を投入してくるとするならば、全体的な上げ相場は、トレンドとして続いていくのかなと思います。

小さなことに気を取られない

まだまだ、環境が整えられ始めたばかりです。繰り返しになりますが、仮想通貨は、短期的な目線で見ないことが重要です。ボラリティリティが高いので、1日で、大きく価格が変動してしまいますが、1日の価格の動きにはトレーダーでない限り一般投資家は関係ないと割り切るべきです。

いつ、上昇トレンドが始まるのか?停滞が続くのか?はわかりませんが、長期でみれば、大きな上げトレンドになると自分は感じています。

その考えが、当たるのかどうかわかりませんが、仮想通貨に張っているというのは、どんと構えて超長期目線が正解かなという認識でいつも思っています。