AIRSWAPは次世代のコインチェック!?早くて安くて使いやすいDEX(分散型取引所)の大本命とは
AIRSWAPとは
AIRSWAPというDEX(分散型取引所)が本日オープンしました。
まずは、使ってみた感想と、良いところとこれからの課題をまとめてみようと思います。
これは、メタマスク若しくはレジャーナノ のウォレットと連携することで、取引所を介することなく自分のウォレットだけで、仮想通貨のトレードが可能というものです。
従来の仮想通貨の取引所を使ったトレードでは、自分のウォレットから取引所のウォレットに仮想通貨を送金する必要がありましたが、直接トレードが出来ることは、便利な上、高額な取引所の送金手数料を支払う必要がありません。(仮想通貨取引所は自社の管理するウォレットから出金する際は、高額な手数料を要求します)
GOXリスクが無くなる
また、自分のウォレットからの取引なので、取引所のカウンターパーティーリスクと呼ばれる、取引先を信用する必要がありません。
これは、マウントゴックス事件でもあったように、取引所はハッキングなどによって、顧客資産を失うリスクを常に抱えている問題です。
私たちは、仮装通貨取引所を信用して仮想通貨資産を預け入れる必要がありましたが、ゴックスリスクをなくすことが出来る点からも、画期的です。
AIRSWAPなどのDEXを使えば、自らの財布で、仮想通貨資産を管理しながらトレードをすることが可能になります。
手数料が安い
そして、AIRSWAPと、コインチェックなどの取引所のスプレッドと呼ばれる手数料を比較した場合も明らかに安価です。
コインチェックでは、アルトコインの手数料は、3%を超えていましたが、AIRSWAPでは1%程度のスプレッドですみます。
コインチェックでは、頻繁に売り買いを繰り返しただけで、売り買い往復で6%の手数料を支払う必要があり、トレードするにはそれ以上の収益を上げる必要があるので、圧倒的に不利な状況でした。
海外の取引所を使う方法もありましたが、トラブルがあった時の取引所の信用問題、本人確認の書類提出や、今後規制が厳しくなって行く状況での法的な問題などを考えると、なかなか一般的には、心理的に使いにくいと感じてしまうのではないでしょうか。
オシャレで使いやすい
そしてなによりも、AIRSWAPの素晴らしいところは、UIにあります。
コインチェックが流行した背景には、顧客目線に立った、使いやすいユーザーインターフェイスだったと言われています。
ちょっと意地悪な言い方をすれば、シンプルで簡単な売り買いシステムが、高額なスプレッド収入を隠していたと言えます。
しかし、AIRSWAPは、コインチェックのようなオシャレで、使いやすいUIが備わっています。
これから、どのようなDEXが使われて流行するのかを考えると、コインチェックの事例のように、直感的に使いやすいインターフェイスに鍵があると思います。
DEXも様々な種類が増えてきており、差別化して頭一つ抜けるためには、インターフェイス設計が重要になるということは言うまでもありません。
アップルもデザインが優れているから選ばれているように、これからは、いかにデザインに価値の軸を置いて行くのかというのが大切です。
そう言う意味で、AIRSWAPは、デザイナー目線の作り込みが感じられるサービスです。Webページの作り方もスタイリッシュですし、CEOもお洒落なイケメンですw
DEXの可能性
DEXは、ETHDELTAなどが有名でしたが、ハッキングや使いにくさでは、問題を抱えていました。
また、kyber networkやbancorといった新しいDEXも増えてきています。
そして、それぞれ、理念や目指している方向は特徴があるものの、ユーザーの利便性は切磋琢磨され、良い方向に益々進化しています。
これほど、短期間で最良なサービスが複数リリースされて行くことは驚くべきことです。
どれも、ユーザーのトレードする目的は同じなので、ネックになるのは、手数料の安さと使いやすさに掛かってくるでしょう。
それが、世界的なマーケットで、一気に使われるようになることを想定すると、獲得できる見込みユーザーの数は凄いことになりそうです。
そして、スプレッド収益も凄いことになりそうです。サービスでの収益の分配がトークン保有者へ支払われるといったことは、有価証券報告書などの法的な問題があるので、不透明ではありますが、使われるサービスには価値が高まってくるのではと思います。
このように、次世代の取引所になる可能性を秘めたDEXであるAIRSWAP。本当に簡単な感覚でトレード体験が出来てしまいます。
是非一度、体験してみてはいかがでしょうか?
良いところ
- 無駄な送金手数料を支払う必要がなくなる。
- 取引所のGOXリスクがなくなる。
- 本人確認の手続きが不要。(現時点。改善の余地あり。)
- スプレッド手数料が安価。
- 取扱い銘柄が豊富。
今後の課題
- メタマスク、ハードウェアウォレットの知識が必要。
- イーサリアム上で発行されたERC 20トークンに限られていること。
- 最終的にはDEXを信用する必要がある。
- 競合のDEXとの戦い。
- 税金の計算をどうするか。