マイベアノミクス

ミレニアル世代のビットコイン資産運用ブログ

ブロックチェーンプロジェクトが社会に浸透して行くスピードは意外と早いかもしれない

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実際に使えるDapps

仮想通貨には、サービス内での通貨の代わりとなるトークンを発行するものがあります。

分散型ファイルストレージ系の仮想通貨や、ゲームで使える仮想通貨、ブログサービスで機能する仮想通貨などです。

そして、それらはホワイトペーパーの構想上だけでなく、徐々に実際に使えるサービスとしてローンチしているものが現れています。

 

最近、感動したのは、Braveという分散型ブラウザです。このサービスは既にディスクトップ、アプリとベータ版がリリースされていて実際に私も使っています。

Braveブラウザの特徴は、広告を表示させないアドブロックという仕組みに、広告収入を、ユーザー、出版社(広告主)、プラットフォーマー(Brave)の三者で分けあえるというものです。

今までのアドブロックは、広告を表示させないようにカットするだけでしたが、ウェブを閲覧した時に広告をクリックしたユーザーが報酬を得ることを選択できるようにすることで、Braveブラウザを使うとユーザーにも広告収益が分配される仕組みが活気的な設計になっています。

また、ブログや、ユーチューブで情報を発信している著者に対して、ブラウザを起動させた時間や回数によって、連携したBraveのウォレットから、寄付のような形で、ブロガーやユーチューバーに報酬を自動的に支払うことができます。

これは、今まで、無料でコンテンツを消費していたユーザーが、広告を表示しない代わりに、直接アーティストに対して支援ができる仕組みでもあります。

ちょっと理念としては、ウィキペディアのような性善説に基づく仕組みです。

わざわざ、ユーザーが無料で観れるものを少額ですが課金してまで、観るかどうかはさておき、もし、このような仕組みが機能するのであればとても素晴らしいことです。

長い目で見れば、アーティストの活動を支援してより良いコンテンツという形で、ユーザーへも利益が還元されるエコシステムとして期待されるからです。

Dapps×企業

また先日、Brave Softwareと、Dow Jonesのメディア部門Dow Jones Media Groupが提携するというニュースが発表されました。

Dow Jonesと言えば、米国の日経新聞の位置付けのThe Wall Street Journalを発行しているグループ企業です。

米国では、日本以上に新聞というメディア運営の経営は難しくなって来ており、紙媒体で発行していた新聞というメディアをウェブへと切り替える動きが数年前から加速しています。

しかし、どのようにウェブで収益を上げて行くかという課題は現在進行形で、今の所の成功例は、ペイウォールと呼ばれる、一部は無料で公開して、有料記事と、従来の広告を混ぜた方法がとられています。

ただしこのやり方がずっと通用するのかと言うとそうではなく、変化に合わせながら、出版というものの課金構造を考えていかなければなりません。

 

そのような危機感が手伝ったのか定かではありませんが、大手出版社と仮想通貨のプロジェクトが手を組む活気的なニュースは衝撃的なことだと感じました。

新しいものが出はじめた時、古いものを破壊して行くというイメージを持っていましたが、大手企業との提携という形で、今ある問題をブロックチェーンプロジェクトが解決していく未来の姿が想像できた数少ないプロジェクトの一例です。

問題解決のソリューション

このように、ビットコインも、新しい仮想通貨プロジェクトも、実社会に徐々に浸透していきながら、私たちも気づかないうちに、普通に使われているようになるのではないかと思います。仮想通貨に触れているときは、情報に敏感になりますが、一般の人にはどうでも良いことばかりか、値動きや相場のことに興味を持ちがちです。

しかし、10年前にスマートフォンが普及している未来を誰も想像できなかったように、変化は気付いた時には、普及しているというのが今までのあり方のような気がします。

 

そして、潜在的な問題のニーズがブロックリェーンによって解決されて行くという大きなが慣れの中にいるということだと思います。

インターネットが新しいサービスや消費を生み出したように、新しい技術によって、社会がより便利に、変化して行くことは素晴らしいことです。

それが、徐々に近づいているということを考えるとわくわくするばかりです。

まだまだ、ブロックチェーン技術の革新は始まったばかりで実験段階ですが、開発者たちの情熱や、短期間でプロダクトまで落とし込む技術力の高さは、この変化が本物である証だと思います。

長期といっても、変化が早く、5年くらいの時間軸で見ていますが、今年以降すさましいスピードで、プロダクトが世に放たれて行くのではと思っています。

リリースされたときには、実際に使ってみて、その面白さや可能性について思ったこと、感じたことをまたレビューしていきたいと思います。