割安銘柄を探し当てる! トレードに役立つ指標 時価総額を理解する
時価総額という考え方
仮想通貨のチャートを見る時に参考にしてほしいのが、時価総額という指標です。
これは、トークンの単価×発行総量で算出されます。ランキングも時価総額ベースで見ることが一般的です。
トレードで、大きく値上がりするものを一発当てるつもりで、銘柄選びをするときは、この時価総額という指標はとても役に立ちます。
例えば、ビットコインは、すべての仮想通貨の時価総額に対して約半数のシェアをもっているので、それ以上買われること、即ち値上がりするポテンシャルは他の通貨に比べて低いと考えることができます。
反対に、仮想通貨市場は、ランキング上位の銘柄に人気が偏っているので、時価総額の低い仮想通貨は、今後、仮想通貨全体の時価総額に対して、シェアを伸ばす余力、ポテンシャルがあると考えることができます。(例えばランキング100位がランキング10位になるなど)
まだ市場で評価されていないお宝銘柄を探すには、時価総額ベースで考えることが大切です。
チャートに潜む罠
一方、チャートを見て判断するだけでは、その仮想通貨が上場した市場状況や、期待度によって、上場初日の価格から高騰してスタートしているケースもあるので、チャートの上下だけでは、その仮想通貨の価値を図るとは出来ません。
環境の良い時に、上場時に多額の資金を調達した仮想通貨は、上場日をピークに、価格が下落していくケースもあります。
ただ、注意したいのは、まだ評価されていないと思って見つけた銘柄でも、そのまま発掘されずに埋もれてしまう場合や、草コインと呼ばれる実際には中身のないプロジェクトであったということはあり得ますので、十分慎重に判断しなければなりません。
仮想通貨の銘柄は1000を超える数が乱立しているので、良質な銘柄や、悪質な銘柄が混在している状況です。
その中には、中身以上に評価されているものもあれば、埋もれてしまって、実際には価値があるのに評価されていないものまで様々です。
時価総額は、仮想通貨の銘柄が、割高、割安との判断の指標として非常に分かりやすい指標となります。
トレンドに乗る
そこで、仮想通貨の銘柄が評価されるためには、トレンドというものが重要で、お宝銘柄が評価されるタイミングもこのトレンドに乗った時になります。
ビットコインの送金詰まりが発生したときは、スケーラビティという言葉が流行して、この問題を解決するための、早く安く送金できるビットコインのコピー版とも言える通貨が上昇するようなこともありました。
また、トランザクション履歴から、アドレスに紐づく送受信金額が分かってしまう問題では、匿名通貨がトレンドになった時期もありました。
また、イーサリアムが成功したので、中国版イーサリアムや、韓国版イーサリアムというプラットフォーム系の通貨が流行するというトレンドへ転換している時期などもあります。
これからは、サイドチェーンの技術を持ったプロジェクトや、DEXなどのプロジェクトもトレンドになってくるかもしれません。
それらを先読みして、次のトレンドが来そうだと思ったら、トレンドに沿った割安な仮想通貨を買っておくというのが、トレードで成功する方法だと思います。
お宝銘柄を掘り起こせ
時価総額ランキングでは、上位に行くほど、評価されて安定した銘柄が目立ちますが、今の仮想通貨市場では、まだまだ必要以上に評価されているもの、ただ単にトレンドに乗っているだけのものも混ざっていて正しく評価されていないと思います。
だからこそ、お宝銘柄を探し当てるチャンスは、たくさん転がっているのではないかと思います。
最近では、ICO上場価格を割って価格をつけている銘柄もあります。そのような銘柄は投げ売りも起こりやすいので、売られ過ぎて、割役な水準まで値を下げている場合もあります。
また、ビットコイン、イーサリアム建てで見た時に、基軸通貨が好調で値上がりしている時に、アルトコインの値がついて来ていないところにもチャンスがあったりします。
高騰しているビットコインで、アルトを買い、ビットコインが好調なときはすぐさま、乗り換えるトレードを繰り返せばビットコインの枚数が増えていきます。
時価総額のランキングで下の方にあるプロジェクトでも、きっかけ次第では、今後上位にランキングされることも十分にありますし、今の市場状況では、そのようなことが頻繁に怒っています。お宝銘柄を探すことはそう簡単ではありませんが、時価総額が10倍、20倍という銘柄を探すこともまだまだ可能だと思います。
これが、ランキング上位の仮想通貨だとそこまでの値上がりは期待できません。
投資の楽しみ
ただし、ランキング下位から上位を目指すやり方は、リターンも大きいですが、当然リスクも高い投資方法です。最悪ゼロになってしまうことも想定して、ダメージの少ない金額で投資して見るほうが良いでしょう。
プロジェクトの活動方針や、情報をオープンに公開している様子、コミュニティの盛り上がりなども参考に、共感の持てると思った銘柄には、少額でも投資してみることで、関わりが生まれ、成功へのプロセスを一緒に応援して行くことが出来る楽しさがあります。
長年プロジェクトを応援し続け、プロダクトが実際に世に出た時は、トレードの値上がりだけでない喜びがあります。そのような、楽しみもまた、仮想通貨の面白さなのではないかと思います。皆さんも自分にあった投資スタイルで、仮想通貨ライフを楽しんでもらえたら嬉しなと思います。