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確定申告不要! 仮想通貨の税金を節税する簡単な方法

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確定申告を終えて思ったこと

こんにちは。昨日は仮想通貨爆上げで朝から機嫌が良いぶろっくまです。久しぶりの活気のある相場でテンションも上がりますね。

さて、今回の上げの一因には、米国の納税期限が近づいてきたことで、仮想通貨からドルへの換金売り圧力がなくなったためとも言われています。

一旦、ネガティブな局面を乗り切ったことで、相場に一気に良いムードが流れて参りました。

 

さて、日本でも、同じく仮想通貨の税金については、頭の痛い問題ですよね。皆さんも昨年度の仮想通貨での利益計算と納税の事務作業には大変な思いをされたのではないかと思います。

前例のない仮想通貨の税金の計算は、とても複雑なため、税理士さんに聞いても対応してもらえないケースもあったようです。

 

私の場合は、トレードしないで、ほぼガチホのため、そのほとんどを含み益の状態で持っています。

そのため、利確した分の税金の計算は少額ですみましたが、取引所と連携した計算ツールを使いながら、これで合っているのかな?と恐るおそる確定申告を提出してきました。

とても自力では計算は無理だったので、自動計算ツールのおかげで確定申告ができたようなものです。

トレードをしないという選択

実は、私は、この含み益の状態で保有しているというのが今は1番有効な手段ではないかなと思っています。

含み益には課税されませんので、納税のための複雑な計算をする必要がありません。

また、現行の仮想通貨に適用される雑所得の税率では、トレードや利確をすると高額な税金が発生してしまうことがあります。

株式のように分離課税が適用されるまでは時間がかかりそうですが、それまで長期保有するというのもありだと思います。

そして、利確する際は、高額な税率にならない程度の額に収めておくと効率よく資金を残していけます。

 

また、ラリーマンの方でも、20万円の雑所得があれば、仮想通貨の譲渡所得については、雑所得に分類されることから、給与所得と合わせて、累進課税という税率の計算方法になります。確定申告が必要なため、初めて申告を行う方にとっては大変な作業だったと思います。

 

今回は税務局も直前になって雑所得であるとの見解を示したことも、利用者の間で、混乱を招く事態となっていました。

仮想通貨のトレードでは大量の取引記録を遡る必要があること、海外取引所の取引データの取得、計算するビットコインや、ドル、円のレートの基準など計算が複雑になるケースが多く、想像以上に労力のいる作業だと思いました。

申告分離課税は時間がかかりそう

一方、株式などの分離課税であれば、一律20%程度の税率で良いので計算は簡単です。

また、証券会社の特定口座で源泉徴収ありを選択しておけば、証券会社が代行して納税まで済ませてくれるので、利用者は確定申告の必要もなく、特に納税のために作業をする必要がありません。

 

仮想通貨も今後は、株式のように、分離課税方式が採用されることを期待したいと思います。なかなか税優遇処置が採用されるには、ロビー活動や政策次第のところもあるので、ハードルは高そうですが、マネッックスグループなどが仮想通貨業界に参入してきたことで、業界団体の政府への働きかけに期待したいと思います。

確定申告の労力を減らす

しかし、この度の納税では、仮想通貨の確定申告の大変さを思い知りました。

課題は、計算の複雑さと、累進課税による税率の高さです。

大きな金額をトレードすれば、最高税率50%を超える税率を納める場合もあり、税制面でとても不利です。

また、それを法定通貨で支払わなければならないので、円や、ドルへの納税換金売りが必ず発生してしまいます。

そして、換金売りにももちろん税金がかかってくるため、更に複雑な税金計算になってしまいます。

 

今のような税金の計算方法だと、その労力を考えると、正しく計算できるのかということや、複雑すぎて利用者が混乱するなど、問題が多過ぎると思います。

もし、仮想通貨を普及させて、国の成長戦略につなげていくつもりなら、株式のように、分離課税を導入してシンプルな納税方法を採るべきだと思います。

また、利用者の中には納税を諦め、無申告で済ましてしまおうと考える人も少なからずいるかもしれません。

それでは、却って税収の機会損失になりますし、それどころか立派な脱税行為となるので、政府、利用者共に不利益な結果となってしまいます。

 

しかし、日本の税制は基本的には性善説で成り立っていて、納税者自身が申告する仕組みです。

この信用で成り立つ仕組みのメリットは、政府も納税者も余計なコストを掛けなくて済むことです。そのためには、分かりやすい税制の仕組みが不可欠だと感じています。

仮想通貨取引の納税破綻リスク

そして、大きく価格が乱高下する仮想通貨はトレードすることが、大きなリスクとなります。それは、例えばビットコインで保有していた資産が、急落して半分の価値となった場合、昨年度の損失と年をまたいでの損益通算できないため、納税による破産なども問題になっています。

そこで、もっとも安全な方法としては、トレードをしないで保有し続けるという選択肢です。

仮想通貨は乱高下しながらも、長期的には上昇していくトレンドの中にいます。

長期的に成長すると思って賭けている

私がそう感じるのは、バブルとも言われながらも、そもそもまだプロダクトもまともにリリースされておらず、成熟すらしていない市場だからです。

仮想通貨は期待される市場ではありますが、未発達の部分がまだまだある分野です。

的確な規制が敷かれれば利用者保護を徹底した安心できる健全な市場に成長すると思いますが、それまでは自分の身は自分で守るしかありません。

せっかくのチャンスを見つけたユーザーが残念な結果で終わってしまってはとても勿体無いことだと思います。

仮想通貨は激しい市場ですが、みなさんには是非、冷静な判断で生き残って欲しいと思います。