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ブロックチェーンが自由なインターネットを取りもどす!?

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規制されたインターネット

中国は国家による統制が強く、インターネットさえも監視対象になっています。

これは、中国は莫大な国民を抱えている事情もあり、外部との接続を遮断することで、情報による混乱をさける目的があります。また、自国の経済を守り育て発展させるという狙いもあるのだと感じます。

 

仮に中国のような大国がインターネットを解放してしまうと、その大きな市場にフェイスブックやグーグルなどの米国主導のITジャイアントが進出し、一気に牛耳られてしまう恐れがあります。これでは、自国の企業を育成していくことはできません。

現在中国は、目論見通り、自国で企業を育成し、経済を循環させることに成功しています。

また、成長した企業を海外進出させ、外貨を獲得する手段として機能しているようにも思います。

一見、閉鎖的な施策のようですが、したたかな戦略であったのではないかと思います。

 

しかし、このような話を聞いて少し違和感を覚えます。

それは、私たち個人の自由というものとはかけはなれた世界で経済が動いていることです。

依存しているインターネット

これは、中国だけの問題でなく、日本も米国も同じです。

フェイスブック、グーグルなどは、個人情報をユーザーから収集し、ユーザーの個人情報の扱いについては、不明瞭な状況のままです。

広告というビジネスモデルの特性上、間接的に、または直接的に広告主にユーザーの個人情報を販売して利益を上げています。(後者は悪質で現在問題になっている件)

また、政府は、法律とうい規制を武器に、個人情報を共有しようと関係を迫ります。この蜜月関係にも、ユーザーの個人情報の提供が行われている疑惑があります。

 

私はこのような、インターネットを自由だと思いません。

私たちは盲目的に国家や企業を信用していますが、決して現在のインターネットの形が正しいとは思いません。

インターネットは自由に解放されたものではなく、フェイスブック、グーグルなどの企業に支配されています。便利なサービスであるほど、権力が集中してしまい、歪なパワーバランスに支配された構図になってしまいます。

 

つまり問題は、国家や、企業への信頼に依存し、データの所有権が個人でコントロールできていないことです。

インターネットが、自由でオープンだったはずが、どんどんと透明性がなくなってきています。

ブッロクチェーンで解放

しかし、再び、インターネットをオープンなものにする可能性があるのが、ブロックチェーンです。

ブロックチェーンを使えば、データを個人で所有することができます。私たちは盲目的に仲介者を信用する必要がありません。

ビットコインは秘密鍵の管理という課題はありますが、銀行を信用しなくても良いという点が革命的です。

 

つまり、今後ブロックチェーン技術を使ったサービスが普及してくると、政府、銀行だけでなく、グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、そして、UberAirbnbというプラットフォームに依存しないで取引を行うことが今後可能になってきます。

または、ユーザーは個人の判断で個人情報を企業に提供することができます。

 

今までは、信頼と引き換えに高い手数料を仲介者に支払っていましたが、暗号化と分散化技術を組み合わせたブロックチェーン技術により、仲介者が必要なくなり、無駄な手数料を支払わなくてもよくなります。

 

ビットコインの最大の特徴は、ネットで使えるお金ということではなく、銀行のような仲介者が必要ないことが革新的なのです。そしてユーザー同士で取引を実行することができます。

 

これからブロックチェーンが社会に浸透していくにつれて、仲介者の信頼が必要ない社会が到来します。

これは、中央集権型から、分散化社会への大きな変換でもあります。

インターネットの進むべき方向

そう考えると、何故、国家が規制を行うのか理解できるのではないでしょうか?

また、巨大IT企業も、巨額の資本で買収を行い、競合の芽を摘む経営を行ってきましたが、ICOで数千億円規模の資金調達を達成できてしまう現在、非中央集権的な企業体が主流になる可能性も見えてきました。

 

真に自由な社会とは、権力が中央に集中してしまう中央集権的な仕組みではなく、分散化された仕組みで運営されていく社会ではないかと思います。

ブロックチェーン革命で健全なインターネットが再構築されていくことを期待したいと思います。