マイベアノミクス

ミレニアル世代のビットコイン資産運用ブログ

バブルは終わりではなく始まりに過ぎないと思う理由

f:id:blockkuma:20180612111841j:plain

バブルが生まれる過程

まず初期の投資家が成功してミリオネアになる。

次に、儲かった資金をICOなどに投入する。

(あぶく銭なので、簡単に100万単位のお金が動いてしまう。)

投資を受けた、プロジェクトが成功すれば、またミリオネアが生まれる。

ミリオネアはビリオネアになっていくし、起業家はミリオネアになっていく。

そういう好循環が投資世界では巻き起こっている。これが投資のエコサイクルだ。

世間で注目が集まれば集まるほど、資金が集まりやすくなっていき、やがてバブルとなっていく。

 

これは、一見危ういように見えるけど、リスクマネーが積極的に還流することで、チャンスが生まれ、膨れ上がったマネーを使って更に、投資が投資を呼ぶことは、机上の空論で終わっていたプロジェクトの開発や、リリースするまでのエンジンとなって、成功を後押ししてくれる。

これが、手離れの良いあぶく銭があることで、多くの起業家の事業プランを実事業へと移す。その原動力となるものは金だ。

これはリーマンショックなどのリスクオフの中では起こりにくい。

チャレンジできる環境

素朴な疑問は、あぶく銭で投資なんか失敗するに決まっているという意見だ。

もちろん投資に失敗はつきものだしバブルはいつかは弾けて終わる。でも、投資が失敗に終わっても全然OK。生活のためのお金じゃなくて、もともとあぶく銭だから失っても後悔はない。もし、偶然投資が成功したらラッキーぐらいのものだ。

だからこそ良い。投資家も起業家も自由に開発できる環境だからこそ掴めるチャンスもあるというものだ。

あとは、数少ないプロジェクトが成功すれば良い。

バブルは弾けても、チャレンジできる資金集めを達成させること、新しいものを生み出せることが魅力なのだ。

 

投資家というのは、将来の当たりを引き寄せる運とチャンスに飛び込む行動力を持っている。むしろ投資のセンスよりも、運とリスクをとる覚悟の方が大切かもしれない。誰もが投資したい先よりも、誰もが投資したくない先に投資できることの方が、リターンは大きい。そんな彼らが、次の投資先を探し出して、また再投資する。

 

初期の投資でも、エンジェル投資の場合は、成功確率は10%以下。そのほとんどの投資は失敗に終わって資金は回収不可になる。

ただし、初期のどうにも分からない段階で投資するので、大成功すれば何百倍にも成長する投資になる。

つまり、100社投資して1社当たれば大成功なのだ。

そんなベンチャー投資があるからこそ、社会をよりよく変えようとするサービスや、商品を私たちも触れることができるようになるのだ。

仮想通貨の価値とは

一方、仮想通貨のトークンの価格形成は、現在の価値+将来の期待値で成り立っている。

ほとんどの仮想通貨の価値は実質ゼロである。将来の期待値だけで価格が成り立っているといっても過言ではない。

ホワイトペーパーだけで、プロダクトがないけど、トークンの将来の利用価値がありそうだと判断できる有望なプロジェクトのトークンでは、将来の期待値に賭けていると言える。

そして、これから仮想通貨は、通貨や、ユーティリティとして実利用が始まる段階に入って行く。仮想通貨そのものの価値が試され評価されるようになる。

次に、プロジェクトが成功し評価される頃には、期待値が先行し人気銘柄となって史上最高値更新となっていく。

仮想通貨の成功と呼ばれるには、おおよそ、そんな流れが想定される。

 

しかし、現在の仮想通貨の成功例はまだない。

失敗と言うには中途半端な状態だし、プロダクトがリリースされようとしている間近だと思う。

評価されて行くには、まだまだこれからだろう。そして、ビットコインだけが注目を集める状況は、そろそろ終わりが近いと思う。

リリースされないと話にならないが、もっとプロジェクトの中身だったり、使われるサービスが評価されて行く段階に移っていかないといけない。そこで、株価のように、現在の価値+将来の期待値の両輪で価格形成されていくはずである。

今年以降は、実サービスが展開されて行く年になりそうだ。まだまだ開発は急には進まないが、投資が開発を加速させてくれていることに変わりはない。本来見るべきは、プロジェクトの将来の価値である。

社会は分散化に向かっているけど、それを実現した期待値はまだまだ計り知れないものがあると思う。