マイベアノミクス

ミレニアル世代のビットコイン資産運用ブログ

仮想通貨は長期的なトレンドだからこそ時間が最大の武器になる理由

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初心忘るべからず

仮想通貨投資を始めた方は、情報のアンテナが敏感で、新しいもの好きな性格の方が多いと思います。

そして、より使いやすいお金の革命、ブロックチェーンで変える社会のあり方に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

今日は、短期的な目線で利益を狙うトレードではなく、長期的な目線で、仮想通貨で帰る社会を想定しながら行う投資の醍醐味を味わってもらいたいと思い記事を書きます。

仮想通貨革命は長期的なトレンドなのか

なんども繰り返しますが、年末年始のバブル相場は一見異様に思えると感じます。

年始からは、仮想通貨全体に、規制の動きや、取引所へのハッキングなどのネガティブニュースが増えてきて、短期的に上昇した市場に冷や水を浴びせています。

市場に与えたショックは大きく、「仮想通貨は終わった」という声をよく聞きます。

あまりにも、持ち上げられて皆が浮かれていたと言っても過言ではないくらいの雰囲気が、メディアの報道や、億り人というバズワードが流行から感じ取っていたので、相場が逆を行けば、想像を裏切られた気持ちで、当然ショックも大きくパニックになりやすいのかもしれません。

 

しかし、冷静に見てみると、相場は、下落したといえども、まだまだ高値圏にあります。

参入の時期によっては、含み益が発生してしまうタイミングに差し掛かっているかもしれませんが、市場はまだ余裕があります。

ここで、一旦、弱気相場に入っている要因は何なのかを分析すると今後の戦略も立てやすいかもしれません。

下落相場最大の要因

仮想通貨の下落の要因のひとつに、税金の問題があります。

昨年までは、話題に取り上げられることも少なく、具体的に税務署からも明示されていなかったように、仮想通貨の課税はグレーのまま放置されていました。

しかし、仮想通貨の相場が上がり、話題になっていくにつれて、利益を公言するトレーダーも現れました。そこで遂に税申告のメスが入ります。

税務署は最大限の税収をあげることが仕事ですから、一方的に最高税率が適用される累進課税による雑所得として申告するガイドラインが設けられました。

また、既存の法定通貨を脅かす存在としての側面を持つ仮想通貨は、管理主体がないためアナーキーな存在として、政府からは警戒されています。

法律による規制と税というタッグによって、仮想通貨は心理的に厳しい局面を迎えることになりました。

これは、ビットコイン、仮想通貨の発祥や原理を理解していれば、発展していく過程で必ず通る道と考えられていたことです。

規制による既得権益を否定して、自由主義を主張する仮想通貨は、法定通貨と基本的には相性が良くありません。

政府関係者や銀行業界からよく言われるのは、ビットコインは嫌いだが、ブロックチェーンは技術の発展に寄与していくというものです。この意見は、皆さんご存知のように、成立しません。両者は同じ技術のため、互いに関係し合いながら存在しているからです。

 

つまり、相場下落の要因は、高額な税金の納税による投資資金の目減り、そして不利な税制に対する失望が根源にあるのではないかと思います。そのマイナスの要因が重なるように、相場が下落していき負のサイクルを生み出しています。

制度が整っていない環境の中では、投資はウェルカムなものではなく、はっきり言って拒絶されている存在です。当然そんなところに誰も新規で大切な資金を投入しようなどとは思いません。

 

ビットコインも仮想通貨も、規制ができないものですが、規制によるプレッシャーはもろに受けてしまいます。

そして、当面はこの規制と、自由との妥協点を探る攻防戦が繰り返されていくものと思います。

仮想通貨の法律の整備は、やがて整っていくと思いますが、簡単なものではなくはっきり言って時間がかかるものです。

おそらく、アメリカや、最近では韓国が先駆けて、既存の法律に当てはめながら部分的に規制緩和をしていく流れを感じています。

仮想通貨が長期的なトレンドで、新しい産業として育成していくためには、イノベーションの種を潰さずに育てなければなりません。

各国は、経済成長の糸口を熱望しており、チャンスとあらば生かしていきたいという本音も見えてきます。

仮想通貨が上昇トレンドに転換するタイミング

すなわち、仮想通貨の相場下落の要因は、税制面を含めた「政府による規制」です。逆にいえば、規制が緩和されてルール作りが加速していけば、個人だけでなく、大口のファンドや資本家のお金が、仮想通貨市場に大量に流れ込んでくる期待もあります。

問題は、規制緩和までの時間がかかることです。仮想通貨を潰すということは事実上不可能です。取引所への規制が本格化しても、DEXが台等するでしょうし、マルタなどのタックスヘイブンのような優遇する国が現れます。

そのため、どの国も本音では、新しい産業としての育成を目指しているはずなので、折衝案や合理的な道筋を見出していずれ解決する問題だと思います。

長期投資で勝負する

仮想通貨が終わったと思えば退場すれば良いだけの話ですが、まだまだ始まってすらいないというのが冷静な分析ではないでしょうか。事実、仮想通貨はまだ普及していませんし、Dappsのリリースもまだ始まったばかりです。

新しい仕組みやサービスが、社会に出ていくときには衝撃と失望が交錯します。しかし、明瞭期においては、混乱こそ冷静に物事を見極めて、本質に投資していくことがチャンスになります。

もちろん、個人個人の見立ては当たり外れがありますが、自らのビジョンを持ち、軸を持った投資を続けていくことが醍醐味ではないでしょうか。

今後も、続々と仮想通貨やブロクチェーン技術で開発されたサービスがリリースされ、スマートフォンのように一般的に社会に浸透していくまで紆余曲折たくさんの物語が生み出されていくことでしょう。

それに、投資という形で参加しながら、未来にワクワクしながら一緒に歩んでいくことに意義があると思っています。

投資で成功するためには、短期的な振れ幅に惑わされず、自分に軸を持って、応援し続けることが大切ではないかと思います。

幸い、投資は自らが動くことなく相手に託すことができます。私たちは、本業の傍らで、夢を追うことができるのです。

無くなっても良いと思える金額で、これぞと思った先に投資する。そしてプロジェクトの成功を見届ける最後まで絶対に売らないというスタンスを貫けることが私の投資のスタンスです。

まとめ

このブログはミレニアル世代に向けての投資というテーマで執筆していますが、若い世代にあるのは、「資本力」ではなく「時間」が最大の武器です。すなわち、今のように、明瞭期に投資をスタートさせて、成長を見守りながら、長い軸で投資をすることができるのです。かのウォーレンバフェットも買った株はほとんど売ることがありません。自分の身の回りによく知っている企業の株をユーザーとしても理解しながら、企業の成長とともに長期的に保有することで、安定して大きな利益を出しています。

ミレニアル世代の若者は、日本の成長期を過ごした経験がなく、縮小していく人口減少社会を生きています。そんな不透明な時代だからこそ、限られた成長分野への投資でチャンスを掴んで欲しいと思います。

そして、すべての人がお金から解放されて、本来の自分を見つけ出し自由で豊かな人生を歩んでいくことを願っています。